平群町の古墳を紹介していく企画"古墳を巡ろう"の二つ目は『西宮古墳』!!
平群中央公園の南側にあるため、公園の駐車場に車を止めて見学することができます。
公園には公衆トイレもあるため、トイレ休憩スポットとして散策ルートに入れるのも良いですね♪♬♪♬♬♪
【バックナンバー】
烏土塚古墳:https://kanko.town.heguri.nara.jp/walk/spot/spot317.html
=======================================About 西宮古墳=======================================
西宮古墳は廿日山(はつかやま)丘陵の南側斜面、中段に築造された一辺が36m、高さは7.5mの方墳で、
二段のテラスを配して三段に築成されています。昭和31年には県指定史跡になりました。
墳丘は全面に貼石が施され、傾斜部分(35度)は扁平な石を、テラス部分はやや丸みのある石を用いています。
また、墳丘の南側、下段テラス面にあわせて精美な切石の横穴式石室を設け、羨道側石と天井石の前面を墳丘
勾配に合わせて加工されています。この状況から、石室の開口部を墳丘封土に埋め込むのではなく、扉状の施
設によって閉塞し、石室を墳丘外に明示していたことが確認できます。
石室は基本的に一石で積まれ、玄室は奥壁、側石、天井石がそれぞれ一枚石で積み木のように組まれており、
目地には漆喰(しっくい)が詰められています。 また、石室の床面には近世に礫石経(れきせききょう)法華経が
敷かれていますが、この下には90cm角ぐらいの花崗岩切石を敷きつめていると考えられています。
玄門部には竜山石(たつやまいし)製の刳抜式(くりぬきしき)家形石棺身部が盗難を免れて残っており、
外面上下に帯状の突帯を設けています。
羨門部では須恵器坏蓋(つきふた)、高坏片が出土しており、7世紀中葉から後半の築造と考えられています。
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最寄り駅 | 近鉄竜田川駅 |
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住所 | 平群町西宮543番地ほか |
アクセス | 近鉄竜田川駅より徒歩5分 |
駐車場 | 有り(平群中央公園内) |
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