椿井春日神社の参道、常念寺 の前に地名の興りとなった古い井戸がある。
これが「椿井井戸」で、今も清水が湧いている。
井戸の横には、文政 4 年(1821)の立派な石碑が立てられている。
この井戸には、椿井氏の祖先と伝えられる平群神手将軍の逸話が伝えられている。
廃仏派の中心人物・物部守屋 の 征伐(587年)の時、崇仏派として聖徳太子と共にに参加した神手は苦戦を続け、兵の士気が衰えてしまう。
神手は、挽回と戦勝を祈願に訪れた時、椿の杖を突き立てると、不思議なことに杖は一夜にして芽を吹き、きれいな冷泉が湧きだしたという。
これを飲んだ聖徳太子や兵たちは、士気が大いに盛り上がり、守屋との戦いに大勝することができたといわれている。
最寄り駅 | 近鉄竜田川駅 |
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住所 | 平群町椿井 |
アクセス | 竜田川駅より徒歩20分 |
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