竜田川駅の南側 200m付近、線路を挟んで両側に弥生時代から古代にかけての土器が散布している遺跡が存在する。
昭和58年8月、宅地開発に伴って直径42cmの柱の根の部分が発見され、遺跡の存在が明らかにされた。
このような立派な柱は、飛鳥の宮殿や寺院でしか使用されず、緊急に発掘調査が行われた結果、直接、柱を地面に埋める構造の建物であることがわかった。
確認された柱の並び方から、この建物は北側にひさしが付き、南北4間、東西7間ほどの北向きの建物であることがわかった。
出土した須恵器の破片が7世紀の中頃以降の特徴があり、7世紀代を中心とした遺跡で、立派な建物が存在することから、聖徳太子関連の上宮王家の別荘、高安城の関連施設、平群氏関連の諸説が考えられる。
その後の発掘調査で飛鳥時代~奈良時代の建物群や井戸などがみつかっている。
最寄り駅 | 近鉄竜田川駅 |
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住所 | 平群町西宮543番地 |
アクセス | 竜田川駅より徒歩5分 |
備考 | 県指定史跡 |
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