矢田丘陵より派生する尾根上に築かれている古墳。
古墳の外形は大きく変形されておりはっきりしないが、北東に前方部を向けた全長35m、後円部径22m程度の前方後円墳の可能性が考えられている。主
体部は南西に開口する両袖式の横穴式石室で、天井石や側石の大半を欠く。
玄室長4.9m、幅2.4m、羨道長約7m、幅は1.3~1.4m。
玄室奥壁には板石を使って棚をつくっており、これは大和では三例しか知られておらず珍しい。
横穴式石室の特徴である家族墓的な性格がよくわかる例で、石室を数回にわたって開口し、追葬したことが確認されている。
石室内からは多くの副葬品が出土。
現在、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館にて一部が展示されている。
最寄り駅 | 近鉄平群駅 |
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住所 | 平群町三里958番地 |
アクセス | 平群駅より徒歩15分 |
備考 | 県指定史跡 |
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