藤田家住宅は北福貴の高台にあり、南に灰田川の谷を見下ろす要地にある。
整った大和棟の民家として指定され、昭和59、60年度に半解体修理が行われた。
修理の際の調査により、当初は元禄年間(1688~1703)に建てられた茅葺の入母屋造りで、三度の改修が確認された。
18世紀後半の第1次改造時の姿で復元整備されている。
母屋は、桁行18.8m、梁間11.8mの規模があり、段違いの棟で、主屋の本屋根は切妻造本瓦葺、両妻は高塀造本瓦葺。
庇も棧瓦葺で、落屋根は中央部に煙出しのある切妻造本瓦葺。
本屋根の下は居間や座敷などの居住空間、落屋根の下は勘定部屋(馬屋)、土間、釜屋などの作業空間となっている。
茅葺入母屋造り構造の前身建物の古図が伝わる。
最寄り駅 | 近鉄平群駅 |
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住所 | 平群町福貴1523番地 |
アクセス | 平群駅より徒歩20分 |
営業時間 | 年数回特別公開 |
備考 | 重要文化財・建築(昭和53年1月) |
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